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認知症

DEMENTIA認知症とは

認知症

認知症とは、記憶の障害をはじめとして自分自身を取りまく状況を把握する見当識や思考力など、認知機能が低下して日常生活に支障を来した状態です。
「認知症」という名前の疾患では無く、この症状を呈する様々な原因があります。もの忘れが始まったと感じたり、人から指摘されたら、認知症を疑って検査を受けて頂く事をお勧めします。受診頂き、まずはお話を聞かせて下さい。これまでどの様な「もの忘れ」のエピソードがあったのか、ご本人様だけでなくご家族様はどの様にお感じなのか、なるべく詳しく教えて下さい。そして簡単な対面質問型の認知機能検査をさせて頂き、もの忘れの程度を調べさせて頂きます。とても簡単な質問の様に感じて、不愉快に感じる事があるかもしれませんが、大切な検査ですのでご協力下さい。

治せる認知症を見逃さない

認知症にははっきりとした治療可能な原因を持つものがあります。 まずはこれを見逃さない事が重要です。問診により認知症が疑われた場合、 以下の様な外科治療が有効な異常が無いかを確認します。

  • 慢性硬膜下血腫外傷をきっかけとして脳の表面に血が溜まります。
  • 正常圧水頭症髄液の吸収障害により脳が髄液で圧迫されます。
  • 良性脳腫瘍脳を圧迫する部位によっては認知症症状を呈します。

又、ビタミン不足や甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンの異常など、認知機能に影響を与える内科的疾患の影響について検討します。
ビタミンの異常については偏食など食生活に問題が無くとも、胃の疾患によりビタミンの吸収が悪くなり不足する事があります。この場合、不足したビタミンを補充する事で長期的に症状を改善する事が期待できます。

ホルモンの異常がみられた場合にはその原因を精査すると共に、内服薬により不足したホルモンを補充する事で認知症症状が改善する事が期待できます。
又、重度の貧血や多血症などの血液の異常、低ナトリウム血症などの電解質異常も認知機能に影響を及ぼす事があります。いずれも血液検査で簡便に調べる事が可能です。又、睡眠導入剤や安定剤などを服用されている場合にはこれらが一定の影響をもたらしている可能性があり、お薬の減量をご提案させて頂く事もあります。

認知症の進行を遅らせる

認知症の多くを占める以下の認知症は現状では治療して治す事は出来ません。

  • アルツハイマー型認知症
  • レビ−小体型認知症
  • 脳血管性認知症
  • 前頭側頭型認知症

アルツハイマー型認知症とレビ−小体型認知症では、お薬によってできるだけ進行を遅らせる治療を行います。お薬には副作用やご本人様の状態に応じた相性があり、服薬後のご様子をお聞かせいただきながらご本人様に適した治療を探して行きましょう。

脳血管性認知症は脳出血や脳梗塞といった脳血管障害によって脳組織が壊死・破壊される事で認知機能に問題を呈する疾患です。脳血管障害には、以下の様な明確な危険因子があり、これらをコントロールして脳梗塞や脳出血を予防する事で、さらなる症状の悪化を予防します。

脳血管障害の危険因子
  • 高血圧症
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 不整脈(心房細動)

認知症と共に暮らす

認知症の進行に伴い、幻覚や妄想、暴言、暴力、徘徊、不潔行為など、患者様ご本人がご家族様と共に生活する上で困難を伴う様な症状がみられてくる事があります。これらは認知症の主たる症状である記憶障害や見当識障害を「中核症状」と呼ぶのに対して、「周辺症状」と呼び、介護をされる方にとっては最も精神的・肉体的負担が大きく、大変な症状であると言えます。お薬でのコントロールを試みながら、介護資源を有効に活用してご本人様と介護をされる方ができるだけ心穏やかに過ごせる様、出来る事を模索して行きましょう。